東ヨーロッパ・ハンガリーで総選挙が行われ、親ロシアで知られる首相が率いる与党が敗北、16年ぶりの政権交代が確実です。支持離れの原因は何だったのか。現地から中継です。
ハンガリーのブダペストです。勝利した野党の党首は昨夜、この場所で勝利宣言を行い、詰めかけた数万人の支持者らが歓喜の声をあげました。
野党支持者
「悪い体制と戦う勇気を誇りに思いますし、とても幸せです」
「経済を成長させ、医療や教育、交通網を発展させてほしいです」
親EU路線を掲げて圧勝した野党のマジャル党首。一方の現職オルバン首相は親ロシアとして知られ、「自国第一主義」を掲げるアメリカのトランプ大統領とも良好な関係を築いてきました。選挙戦でオルバン氏の劣勢が伝えられると、バンス副大統領が集会に駆けつけ、突然トランプ氏に電話をかける一幕もありました。
アメリカ トランプ大統領
「私はハンガリーが大好きだし、ヴィクトル(オルバン首相)も大好きだ。断言できるが、彼は素晴らしい人物で、私たちには素晴らしい関係がある」
今回の選挙では、オルバン政権下の16年間で悪化した経済や反ウクライナでEU内での孤立が顕在化したことで、ハンガリー市民から「自国第一主義」を敬遠する動きが表面化した形です。
今後、野党のマジャル氏が首相に就任する見通しで、EUのウクライナ支援は前進するとみられますが、アメリカとヨーロッパの関係はより難しくなるとも指摘されています。
5分でわかる ハンガリーの政権交代~その背景と国際社会への影響をすっきり解説