台湾積体電路製造(TSMC)の1ー3月(第1四半期)売上高が、前年同期比35%増加した。中東での戦争開始から数週間を経ても世界的な人工知能(AI)半導体需要が維持されていることを示唆した。同社は米国のエヌビディアやアップルに半導体を供給している。

TSMCが10日発表した資料によれば、1-3月の売上高は1兆1300億台湾ドル(約5兆6600億円)と、アナリストの予想平均(1兆1200億台湾ドル)を上回った。3月単月の売上高は前年同月比45%増えた。

同社の好調な業績は、中東危機の長期化が電力消費の大きいAIデータセンターやスマートフォン「iPhone」のような機器の需要を冷やすとの懸念を和らげる可能性がある。

イラン戦争は世界的な輸送ルートやエネルギー価格に圧力を加えており、その影響がテクノロジー大手の支出計画に波及するかどうかについて、投資家は手がかりを探っている。

TSMCおよびエヌビディアなどのAI関連顧客は、現在の成長ペースを維持できるかについて懐疑的な見方にも直面している。爆発的な増収により、時価総額でエヌビディアが世界一となり、TSMCはアジア一となったが、投資家は急拡大するAI支出が持続するのかどうか確証を求めている。

原題:TSMC’s Sales Beat Estimates After War Fails to Dent AI Demand(抜粋)

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