米コアウィーブは、米メタ・プラットフォームズとの間で総額210億ドル(約3兆3400億円)の大型契約を締結した。コアウィーブは人工知能(AI)に特化したクラウドサービスを提供する新興企業で、AIモデル開発競争で巻き返しを狙うメタとの関係を一段と深める。

同社の発表によると、コアウィーブはエヌビディアのAI半導体「Rubin(ルービン)」を一部に採用した複数のデータセンターから、2032年12月までメタにAIクラウド容量を提供する。メタとの契約総額は350億ドルに達し、同社はコアウィーブにとって最大級の顧客になったという。

テクノロジー大手によるAIモデル開発競争で計算需要が急増する中、コアウィーブはその恩恵を受けてきた企業の一つだ。同社は最先端のAIチップへのアクセスを貸し出す事業などを展開するネオクラウドの一角を占める。オランダのネビウス・グループや英エヌスケールなどが競合にあたる。

AIに特化したクラウドサービスを提供する米コアウィーブ

メタはAIインフラ投資で存在感を高めている。マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、AIモデルの構築や運用に必要となるエネルギーや計算能力、人材に対し、今後数年で数千億ドル規模を投じる計画だ。

また、コアウィーブは別途、2032年満期の転換社債型シニア債30億ドルと、2031年満期のシニア債12億5000万ドルの発行を計画していると明らかにした。一般的な事業資金や既存債務の返済に充てる予定という。

同社は近年、高性能AIプロセッサーを貸し出す事業を支えるため、借り入れを急速に増やしている。こうした動きは業界全体でも広がっており、一部の投資家の不安材料となっている。

コアウィーブの株価は9日、午後0時15分現在は約4%高で推移している。メタ株も約4%上昇している。

原題:CoreWeave, Meta Strike Another $21 Billion Deal for AI Computing(抜粋)

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