(ブルームバーグ):ドイツ銀行の米ディストレスト商品部門は1-3月(第1四半期)に純利益を倍以上に伸ばした。ソフトウエア企業の債務バスケットをショートにした取引が奏功したと、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
同部門が第1四半期に計上した利益は1億ドル(約160億円)を超え、前年同期の2倍余りとなったと、関係者らは非公開情報を理由に匿名で明らかにした。この大幅な増益は、昨年の好調なパフォーマンスを引き継ぐものであり、同部門は昨年、1四半期で2億ドルの利益を計上していた。
ドイツ銀行の広報担当者はコメントを控えた。
第1四半期には米国とイスラエルがイランとの戦争を開始し、原油価格の上昇とインフレ懸念を引き起こし、トレーダーや投資家にとって混乱した時期が含まれる。一方で、人工知能(AI)の急速な進展でソフトウエア企業の株や社債、融資債権に売りが広がった時期と重なる。
新たなAIツールがソフトウエア企業の事業を混乱させる可能性が懸念され、ブルームバーグのジャンク債指数は四半期ベースで2022年半ば以来の大幅下落を記録し、テクノロジー株比重の高いナスダック100指数は四半期を6%下落で終了した。
ドイツ銀行ディストレスト部門の成績は、株式非公開の通信会社ブライトスピードの債務や化学会社トロノックス・ホールディングス株のロングポジション、ならびにゼロックス・ホールディングス社債のショートポジションにも支えられた。
原題:Deutsche Bank Traders Reap $100 Million Profit Shorting Software(抜粋)
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