(ブルームバーグ):米オルタナティブ投資会社ブルー・アウル・キャピタルの株価が、6日の取引の終値ベースで最安値を更新した。プライベートクレジット市場の健全性を巡る不安が高まる中で、同社の株価は過去数週間、売り圧力にさらされていた。
ブルー・アウルの株価は2022年後半に付けたこれまでの最安値を下回り、1.4%安の8.45ドルで取引を終えた。二つのプライベートクレジットファンドの払い戻し制限を維持すると伝えられた2日には、日中取引で最安値を記録した。
1兆8000億ドル(約287兆円)規模のプライベートクレジット市場では、人工知能(AI)による経営環境激変の影響を受けやすい企業へのエクスポージャーを巡る不安や融資慣行を巡る懸念が広がり、償還請求が相次いでいる。
AIに駆逐される恐れのあるソフトウエア会社へのエクスポージャーが大きいブルー・アウルの株式は、プライベートクレジット市場に降りかかる悪影響の継続に賭ける投資手段として選好されている。
ブルー・アウルの主力プライベートクレジットファンド、「ブルー・アウル・クレジット・インカム・コープ」には株式総数の20%を上回る解約請求が殺到し、「ブルー・アウル・テクノロジー・インカム・コープ(OTIC)」では40%を超えた。
それでも同社は、非上場ビジネス開発会社(BDC)として運営される個人投資家向けプライベートクレジットファンドについて、アポロやアレス、ブラックロックに続き、株式総数の5%という払い戻し制限を順守し、それを超える解約請求に応じないと決めた。
ブルー・アウルの株価は過去最大の四半期ベースの下げに見舞われ、8カ月連続で下落しており、3月初めにはショート(売り持ち)ポジションが過去最高に達した。
同社は2021年5月、アウル・ロック・キャピタル・グループとダイアル・キャピタル・パートナーズとの特別買収目的会社(SPAC)合併を通じて株式を公開した。
原題:Blue Owl Stock Closes at a Record Low Amid Private Credit Exodus(抜粋)
(解約請求の状況などを追加して更新します)
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