(ブルームバーグ):13兆7000億ドル(約2186兆円)規模の上場投資信託(ETF)市場で、長年支配的な立場にあるインベスコに対し、米投資サービス大手のブラックロックが競争を挑む。ブラックロックはナスダック100指数の追跡に着目した。
ブラックロックが6日に米証券取引委員会(SEC)に届け出た文書によれば、テクノロジー株の比重が高い同指数に連動するiシェアーズ・ナスダック100ETFは、ティッカー「IQQ」で取引される予定だ。手数料はこの文書に記載されていない。
設定されれば、IQQはナスダック100指数だけに連動する少数の米ETFに加わる。こうしたETFをインベスコ以外の会社が運用するのは初めてとなる。ナスダック取引所の運営会社であるナスダックは、1985年の創設以来、ライセンス供与に慎重だった。この指数はナスダック市場に上場する非金融企業の上位100社で構成されている。同指数の株にデリバティブを加えたETFは、他にも米国内で取引されているが、純粋なナスダック100指数への投資に関しては、インベスコが米市場で実質独占的なアクセスを享受してきた。この関係により、3740億ドル規模のインベスコQQQトラストシリーズ1(ティッカーQQQ)という世界最大級のETFや、700億ドル規模のインベスコ・ナスダック100ETF(ティッカーQQQM)が誕生した。
インベスコの広報担当者は「ETFエコシステムの基盤は一朝一夕に構築されるものではなく、当社は常に長期的な視点でその構築と発展の促進に取り組んできた。QQQは唯一無二である」と述べた。
IQQは米国市場では初となる見込みだが、ブラックロックは世界で4本のナスダック100連動型ETFを運用している。米国内ではiシェアーズ・ナスダック・トップ30株式ETF(ティッカーQTOP)など、ナスダック関連のファンドも手掛けている。
原題:BlackRock Plans Challenger to Invesco’s $374 Billion Crown Jewel(抜粋)
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