中国で新型コロナの感染が爆発的に広まるなか、韓国政府は薬局で販売する風邪薬の量を制限することにしました。

韓国政府は30日、関係機関の会議を開き、風邪薬の買い占めを防ぐため、薬局での販売量を制限する「流通改善措置」を取るよう調整を進めることを決めました。

中国で急速に新型コロナの感染が拡大していることが背景にあるとみられ、郵便などによる風邪薬の密輸を防止する取り締まりの強化も行うということです。

また、韓国政府は同じ日、来年2月末まで中国からの渡航者に対し、入国前後のPCR検査を義務づける新たな水際対策を発表。

ほかにも、中国からの航空便の増便を一時中断し、運航する便については、到着を仁川空港に一本化することも決定しています。