(ブルームバーグ):トランプ米大統領がイランの発電所と橋への攻撃に言及し、最後通告とも受け取れる厳しい警告を発したことを受け、アジア時間6日早朝にかけ、米株価指数先物は下落した。しかしその後は日経平均が続伸するなど、アジアの株価が堅調に推移する中で、上昇に転じた。
世界経済の見通しに深刻な打撃を及ぼすエネルギー高騰のショックが悪化しかねないとの不安が広がる一方、ホルムズ海峡を15隻の船舶が過去24時間に通過したと伝えられたことが好感された。
ニューヨーク時間5日午後10時20分(日本時間6日午前11時20分)時点で、S&P500種株価指数先物は0.4%高、ナスダック100指数先物は0.7%高で取引された。
一方、金相場は下げ、一時1.6%安の1オンス=約4601ドルの安値を付けた。
3月の米国の非農業部門就業者数が予想を大きく上回る増加となったことで、米連邦公開市場委員会(FOMC)が今後はインフレリスクへの対応に集中し、利下げの可能性が低下すると受け止められた。低金利は通常、金相場にプラスに働く。
トランプ大統領は、エネルギー輸送の要衝、ホルムズ海峡をイランが速やかに再開させなければ、同国のインフラを攻撃し、「地獄のような状況になるだろう」とトゥルース・ソーシャルに投稿。イランは米国からの「最後通告」を拒否し、徹底抗戦の構えを見せている。
ロンバー・オディエのストラテジスト、ホミン・リー氏は「投資家にとって、先行きの予測は引き続き非常に難しい。ペルシャ湾の両側での軍事行動、これらの攻撃にもかかわらず、ホルムズ海峡での船舶の航行がさらに改善されるかどうかを投資家は注視するだろう」と指摘した。
原題:Oil Gains as Trump Escalates Threats, Gold Falls: Markets Wrap、US Stock Futures Swing to Gains Amid Uncertainty on Trump Threat、Gold Falls as War Escalation and Jobs Data Reduce Rate-Cut Bets(抜粋)
(直近の相場の動きを追加して更新します)
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