アメリカのトランプ大統領は、東部時間の7日夜までにイランが交渉で合意しなければ「国全体が一晩で壊滅する可能性がある」と警告しました。

アメリカ トランプ大統領
「イランの国全体が一晩で壊滅する可能性がある。それは明日の夜かもしれない」

トランプ氏は6日、イランが交渉で合意しなければ「4時間ですべての発電所と橋を破壊する」と警告しました。交渉の期限については、アメリカ東部時間の7日午後8時と改めて強調したうえで、「交渉は順調に進んでいると思う」とも話しています。

また、トランプ大統領はホルムズ海峡の開放は交渉のなかでの「非常に大きな優先事項だ」との認識を示しました。

こうしたなか、アメリカとイランの交渉をめぐり、アメリカのニュースサイト「アクシオス」はイスラエル当局者の話として、イスラエルのネタニヤフ首相がトランプ氏と5日に電話会談し、現時点では停戦に踏み切らないよう求めたと報じました。

トランプ大統領はイランがアメリカの要求を受け入れれば停戦は可能としつつも、濃縮ウランの引き渡しやウラン濃縮活動の放棄といった条件は譲らない姿勢を強調したということです。イランはこれまで、平和目的でのウラン濃縮活動は「権利」だとして、譲らない姿勢を示しています。

アメリカ トランプ大統領
「日本は助けてくれなかった。オーストラリアも韓国も助けてくれなかった。そしてNATOも助けてくれなかった」

また、この日、トランプ氏はイランでの軍事作戦をめぐり、「北朝鮮の脅威から守るため、日本には5万人のアメリカ軍兵士が駐留している」と述べ、日本を名指しして不満も表明しています。

木原稔 官房長官
「事態の早期沈静化に向けた外交努力を粘り強く続けていくことに尽きる」

木原官房長官は午前の記者会見で、トランプ大統領が日本を名指しして不満を表明したことについて、評価は避けました。その上で、事態の沈静化に向け、アメリカを含めた国際社会と連携し、外交努力を続けていく考えを示しました。