アフガニスタンで実権を握るイスラム主義組織タリバンがNGO=非政府組織への女性職員の出勤停止を命じたことについて、国連は人道問題の担当者をアフガニスタンに派遣して協議することを明らかにしました。
国連 アフガニスタン問題担当 ラミズ・アラクバロフ氏
「人道援助は決して条件付きであってはいけません。飢えた人や死にかけている人に食料や健康支援をすることに、条件をつけてはいけません」
国連では29日、アフガニスタン問題を担当するラミズ・アラクバロフ氏が記者会見し、人道問題を担当するグリフィス事務次長が近くアフガニスタンを訪問してタリバン側と協議に臨むことを明らかにしました。
アラクバロフ氏はタリバンが女性のNGOでの勤務を禁じたことを受け、アフガニスタン国内の人道支援活動の一部が停止に追い込まれていると明らかにしたうえで、「我々は困難に直面している」と危機感を示しました。
アラクバロフ氏によりますと、国連がアフガニスタンで行う活動のおよそ7割はNGOなどと共同で実施され、支援に携わる職員の3割は女性だということで、「女性を排除することは決してできない」と強調しました。

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