片山さつき財務相は31日、原油先物や為替市場で投機的な動きになっているとした上で、為替が国民生活や経済に与える影響を踏まえ「あらゆる方面で万全の対応を取る」と改めて市場をけん制した。閣議後会見で語った。

片山財務相は、原油先物市場だけではなく為替市場も非常に投機的になる中で、「かねてから私は断固たる措置に言及している」と語った。一方、「今後の対応については具体的なコメントは差し控える」とした。

同日の日本市場ではイラン戦争の激化を背景とした原油価格の一段高を背景に、ドル高・円安圧力が根強く、円は対ドルで再び160円に接近している。片山氏の発言後、円は一時159円70銭まで下げ幅を縮小する場面があった。

中東情勢の緊張が続く中、財務省は円安抑制へ原油先物市場に介入する可能性も探っている。複数の市場関係者によると、同省は国内主要銀行に接触し、介入に関する見解をヒアリングした。

30日夜開催された主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁・エネルギー相合同オンライン会合に出席した片山氏は、会合後記者団に対し、原油先物市場の変動が為替に波及しているとした上で、国民生活や経済に影響を与える局面に入りつつあり、非常に高い緊張感を持って市場を注視していることを説明したと明らかにした。

(発言の詳細を追加して更新しました)

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