マーケットメーカー(値付け)大手の米シタデル・セキュリティーズの2025年のトレーディング収入は122億ドル(約1兆9400億円)に達し、前年に続き過去最高を更新した。同社は世界のトレーディング大手との競争を強化する動きを続けている。

事情に詳しい複数の関係者によると、24年の97億ドルから25%の増収となる。非公開情報を理由に匿名を条件に語ったもので、25年のEBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)は約65億ドルと、やはり前年から増加したという。

同社は高頻度取引を手がける同業と同様、市場の大幅変動を収益機会とし、米関税政策の変更や地政学的紛争を契機とする乱調の局面で、流動性を供給している。また、ウォール街の大手と競うために人材を採用し、グローバル展開を推進してきた。

フロリダ州マイアミに本拠を置くシタデル・セキュリティーズの担当者は、業績についてコメントを控えた。

関係者によれば、コストも増加しており、25年1-11月の報酬関連費用は35億ドルと、24年通年の約30億ドルから増えた。

また、25年末時点のトレーディング資本は218億ドルだった。これは在庫の保有や世界の市場で継続的な売買を行うために用いる資金だ。

社債発行

シタデル・セキュリティーズの25年10ー12月(第4四半期)純トレーディング収入は38億ドル、純利益は17億ドルだった。通期利益は約54億ドルに達したと、事情に詳しい関係者が明らかにした。

同社は事業拡大のための資金確保に債券市場を活用している。24日には運転資金や一般的な企業目的のため、15億ドル相当の社債を発行したと、ブルームバーグは報じた。

シタデル・セキュリティーズはゴールドマン・サックス・グループやJPモルガン・チェースなどウォール街の大手銀行から積極的な人材採用を行っている。

原題:Citadel Securities Nets Record $12 Billion Trading Haul (1)(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.