(ブルームバーグ):中国の王毅外相は、戦争終結に向け、イランに対し米国との交渉にできるだけ早く応じるよう求めた。24日の政府声明で明らかになった。
王外相はイランのアラグチ外相との電話会談で要請し、すべての当事者は武力行使ではなく対話と交渉によって紛争を解決すべきだと強調した。
声明によると、王氏は「対話は戦闘に勝る」と述べ、「すべての当事者は平和に向けたあらゆる機会を捉え、できるだけ早く協議を開始すべきだ」とした。
前日には、トランプ米大統領が戦闘終結に向け米国がイランと協議していると述べた。ただ、こうした舞台裏交渉を巡っては、交渉相手や合意の可能性を含め混乱が生じている。イランは米国との交渉を否定しており、米国の防衛パートナーである隣国パキスタンは双方の仲介を申し出ている。
イランとイスラエルの戦闘に収束の兆しはない。イランはホルムズ海峡の掌握を維持し、イスラエルはイラン攻撃を続けている。トランプ氏も同地域への追加派兵を進めている。
王氏はこれまでも即時停戦と、和平協議を促進するため国際社会が取り組みを強化するよう呼びかけてきた。
米国とイスラエルがイランに対する戦争を開始して以降、イランは湾岸地域のエネルギー施設への攻撃で報復し、石油・ガス輸送の要衝であるホルムズ海峡を事実上封鎖している。これにより世界のエネルギー価格は急騰し、市場の変動性が高まっている。
2月末の戦闘開始以降、同海峡を通過したのはイランや中国、シリアに関係する船舶などごく少数に限られている。
原題:China’s Wang Yi Pushes Iran to Talk With US About Ending War (1)(抜粋)
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