米連邦準備制度理事(FRB)のバー理事は24日、インフレ率が目標の2%を大きく上回っている状況を受け、政策金利を「当面」据え置く必要があるとの認識を示した。

バー氏はアリゾナ州フェニックスでのイベント向けに用意された講演テキストで、「物価への関税の影響が年内に薄れるにつれ、インフレは鈍化すると期待しているが、政策金利のさらなる引き下げを検討する前に財・サービスの物価上昇率が持続的に鈍化している証拠を確認したい。これは労働市場の状況が安定していることが前提となる」と述べた。

また、2会合連続で金利を据え置いた先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の決定を支持したと表明した。当局者らは、イランを巡る米国とイスラエルの戦争に関連した経済の不確実性の高まりに言及するとともに、今年のインフレ見通しを引き上げた。中東での衝突開始以降、原油相場は大きく上昇しており、これがインフレ率を押し上げ、経済成長を下押しするリスクがある。

バー氏は、中東情勢が「追加的なリスク」をもたらしていると指摘。原油高はガソリン価格に比較的早く反映される傾向があり、低・中所得層にとって特に大きな負担となり得ると述べた。

さらに、「経済状況を見極める中で、金利は当面据え置く必要があるかもしれないと私は考えている」と語った。

原題:Fed’s Barr Says Rates May Need to Hold Steady for ‘Some Time’(抜粋)

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