25日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで158円台後半で推移している。イラン戦争の早期終結への期待が高まる一方で、長期化への懸念も消えておらず、売り買いが交錯している。

三菱UFJ信託銀行ニューヨーク支店資金証券室シニアバイスプレジデントの横田裕矢氏は、中東紛争の早期終結期待と長期化懸念が綱引きしており、ドル・円相場は158円から159円台後半のレンジが強固になっていると話す。中東情勢の先行き不透明感から「ドルの堅調が続く」とみている一方で「介入への警戒感から160円の手前では足踏みするだろう」という。

野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジストは25日付リポートで「ドル・円は159円台定着には失敗している」と指摘。 週末に向け米国とイランの停戦に向けた機運が高まるかが焦点となっており、「159円前後での推移が基本シナリオ」としている。

債券

債券相場は上昇(利回りは低下)が予想される。三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは、イラン戦争の停戦への期待から原油先物が下落していることを受け、買いが先行すると予想する。原油先高観が残っていることに加え、日本銀行が利上げの旗を降ろしていないことが重しになり、上値も限定的とみている。

先物夜間取引で中心限月6月物は24日の日中取引終値比9銭高の131円10銭で終えた。稲留氏の先物の予想レンジは130円95銭-131円20銭、新発10年債利回りは2.245ー2.27%(24日は2.265%で終了)。24日の米10年国債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)高い4.36%程度で引けた。

日銀買い入れオペ

  • 対象年限は残存期間3年超5年以下、5年超10年以下、10年超25年以下、物価連動債で、買い入れ額はそれぞれ2450億円、2600億円、950億円、400億円
  • 日銀:国債買い入れオペ一覧 (表)

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