相次ぐ辞任は今後の政権運営にどのような影響を与えるのでしょうか。国会記者会館から中継です。

2か月で4人の閣僚が辞任していますが、辞任をめぐり、「判断がコロコロ変わるのはどうかと思う」との指摘が身内からもあがるなど、岸田総理の求心力低下と政権のダメージは避けられそうにありません。

秋葉大臣については早期から交代論があがっていて、野党側からの辞任要求を受け続けてきました。

与党内には、年明けに内閣改造を行い、複数の閣僚の交代を求める声も上がっていましたが、岸田総理は年内の大臣交代にとどめました。

来月始まる通常国会では、防衛費増額や原発の活用に向けた法案審議など重要な関門が多く待ち構えていますが、岸田総理はきょう午後、内閣改造については「少なくとも、ずっと将来という意味ではなく、年末年始の内閣改造は考えていない」と述べています。

ただ、党内の幹部からも「この内閣はどうしようもない」「すぐに判断しないと支持率が下がる一方だ」などの厳しい指摘が相次いでいます。

立て直しを図りたい岸田総理ですが、厳しい局面が続きます。