米連邦最高裁判所がトランプ大統領の大規模な関税措置を無効と判断したことを受けて、米金融市場ではドルと米国債が売られる一方、株は値上がりした。

ブルームバーグ・ドル・スポット指数は最高裁の判断を受けて一時約0.3%低下し、この日の安値をつけた。ドルは対円で下げに転じ、一時154円70銭台まで売られる場面があった。その後は下げをやや縮めている。

 

米国債は長期ゾーンを中心に下落(利回りは上昇)。背景には、関税収入が米財政の改善に寄与していたことがある。

米主要株価3指数はそろって上昇。S&P500種株価指数の構成銘柄のうち300余りが値上がりしている。

アネックス・ウェルス・マネジメントのブライアン・ジェイコブセン氏は「1977年国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づくトランプ氏の関税が維持されるとの見方を維持していたのは政権だけのようだ」と指摘。

その上で「今回の判断は、トランプ政権が国・地域別やセクター別の関税に軸足を移すことを意味する。これらは発動までに時間がかかる」と述べた。

原題:Stocks Rise as Court Strikes Down Trump Tariffs: Markets Wrap、Dollar Falls to Lows as Supreme Court Strikes Down Tariffs、US Treasuries Fall After Supreme Court Scraps Trump’s Tariffs(抜粋)

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