緊迫するホルムズ海峡情勢。わたしたちの生活に身近なプラスチック製品にも影響が広がっています。日本にも多くの製品を輸出する中国の現場を取材しました。
48時間以内にホルムズ海峡を開放するよう求めたトランプ大統領。これに対しイラン側は、イランの発電所などに攻撃があれば、「ホルムズ海峡を完全に封鎖する」と警告。原油価格は再び1バレル=100ドルを超すなど懸念が高まっています。
その影響は石油を原料とするプラスチック製品にも…
記者
「ごみ箱にトレーなど、様々なプラスチック製品が所狭しと並べられています」
プラスチックの生産量で世界シェアの3割以上を占める中国。山東省にある国内最大規模のプラスチック製品の卸売り市場では、日本でもなじみ深い洗面器やバケツ、風呂で使う椅子などが大量に売られていました。
こちらの市場は比較的安い製品を多く扱っているといいますが、今月に入ってから原材料が一気に値上がりしているということです。
店員
「10日ほど前から値上がりが始まって、かなり深刻で危機的だと感じています」
原油価格の高騰に伴い、一部の企業が原材料を買い占めたことで、急激な値上がりを招いたといいます。
中小規模のプラスチック製品メーカーの場合、1日に使う原材料は3トンほど。ここ10日ほどで1トンあたり7万円値上がりしたため、コストは1日あたり21万円アップしたということです。商品も今後、値上げせざるをえないと話します。
原材料の値上げは日本などに輸出する製品にも影響を及ぼしています。
こちらのプラスチック製品工場で作っている特徴的な形のトレー。実はこれ、冷蔵庫の中で飲料などを入れるためのものです。主に日本など海外に向けて出荷されています。
工場の責任者
「(原材料費は)少し上がっています。大体5%~10%の間です。やはり原材料の値上がりは懸念です。コントロールできない部分があります」
こちらの工場は、現時点では商品の供給自体に問題はないとしていますが、家電メーカーの中には原材料の値上がりを受け、すでに生産量を減らしている会社もあるといいます。
先行きの見えないホルムズ海峡をめぐる情勢。わたしたちの生活への影響は広がり続けています。
中国・上海に着陸の飛行機内で携帯電話が発火か “座席調整”で火災の可能性も 北京発の中国東方航空機