週末の北米映画興行収入は、アマゾン・ドット・コム傘下メトロ・ゴールドウィン・メイヤーのSF作品「プロジェクト・ヘイル・メアリー」が、初登場では今年最高の8050万ドル(約128億3000万円)を稼ぎ出した。

アマゾンによるMGM買収後、初登場作品の北米興行収入としては、「グリード 過去の逆襲」を上回り、同社の最高記録を塗り替えた。調査会社ボックスオフィス・プロは7000万ドル以上の収入を予想していた。

プロジェクト・ヘイル・メアリーはアンディ・ウィアーの同名小説が原作で、フィル・ロードとクリストファー・ミラーが監督を務める。生物学者から教師、そして宇宙飛行士に転身した主人公のライランド・グレースをライアン・ゴズリングが演じる。宇宙船内で記憶喪失の状態で目覚め、苦難のミッションに挑む物語だ。

アマゾンは今年に入り低調な興行収入が続いてきたが、批評家から高い評価を得たプロジェクト・ヘイル・メアリーがその流れに終止符を打った。

アマゾンは従来のハリウッド配給会社ほど劇場公開の成功に依存していない。オンラインショッピングの有料会員制サービス「プライム」ユーザーへの作品配信に先立ち、製作費やマーケティング費用の一部を回収する手段として映画館を活用している。

アマゾンは昨年、「デューン砂の惑星」3部作の監督ドゥニ・ヴィルヌーヴと協力し、新たなボンド映画を製作すると発表した。

今年これまでの映画興行収入は、2025年の同じ時期との比較で15.2%増加した。 ウォルト・ディズニー傘下ピクサーの「私がビーバーになる時 Hoppers」やパラマウント・スカイダンスの映画スタジオが製作した「スクリーム7」が好調だった。

原題:‘Project Hail Mary’ Becomes Amazon’s Highest-Grossing Film Debut(抜粋)

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