(ブルームバーグ):ゴールドマン・サックス・グループやJPモルガン・チェースなどの投資銀行は、ヘッジファンド顧客に対し、1兆8000億ドル(約285兆円)規模のプライベートクレジット(ノンバンク融資)市場の悪化に賭ける手段を提供している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
関係者らによると、各行はプライベートクレジットの分野にエクスポージャーを持つ上場企業のバスケットを組成している。関係者は、個別商品に関する内容だとして匿名を条件に語った。
ゴールドマンの指数は、プライベートクレジットへのエクスポージャーを持つ欧州の金融機関に焦点を合わせたものから、ビジネス・デベロップメント・カンパニー(BDC、企業向け融資を手掛ける投資ビークル)群、さらにはオルタナティブ運用会社全般を対象とするものまで複数に分かれている。JPモルガンのバスケットも、オルタナティブ運用会社やBDCを含んでいる。顧客はそれらの指数に投資することも可能だ。
各行の担当者はコメントを控えた。
プライベートクレジットでは解約請求が相次ぎ、市場は圧力にさらされている。人工知能(AI)の台頭がビジネスモデルを揺るがす可能性がある中、ソフトウエア業界の借り手に対するエクスポージャーが特に懸念されている。
パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)のクリスチャン・ストラック社長は18日、「融資先の20%、30%、時にはそれ以上をソフトウエア分野に振り向けている業界では、その相当部分で問題が生じると考える必要があるだろう。そしてそこには損失が発生すると考えていいだろう」との見方を示し、「どこまで悪化するかを見極めるのを待つより、撤退を選ぶ投資家は多い」とも述べている。
原題:JPMorgan, Goldman Offer Hedge Funds Way to Short Private Credit(抜粋)
--取材協力:Katherine Doherty.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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