人工知能(AI)ドローン向けソフトウエアを手がける米スウォーマーの株価は17日、一時最大700%急騰し、約1年前の保守系メディア、ニューズマックスの大型上場以来、米株で最も好調なデビューとなった。

テキサス州オースティンに本社を置くスウォーマー株は520%高の31ドルで取引を終えた。株価の大幅変動に伴い、取引停止が複数回発動された。株価は寄り付き直後に10%強下落した後、1分もたたないうちに停止となる場面もあった。

スウォーマーは1株5ドルで300万株を売り出し、当時の企業価値は6000万ドル強と算定されていた。米証券取引委員会(SEC)への提出書類に記載された発行済み株式数に基づくと、今回の取引で同社の時価総額は3億8000万ドル(約604億円)超に達した。

同社の2025年12月31日までの通期売上高は30万9920ドルで、前年同期比で約6%減少した。収益性も悪化し、損失は約850万ドルと、24年の純損失の4倍超に拡大した。

スウォーマーはドローンの製造企業ではなく、ソフトウエア企業だ。同社AI技術を搭載したドローンは、鳥の群れのように大規模なドローン群を展開・協調させることが可能となる。規制当局への提出書類によると、同社のプラットフォームは24年4月以降、ウクライナでの実戦環境で10万回超のミッションに投入されている。

防衛分野では、ソフトウエア主導の自律型・無人システムが台頭しており、現代戦における低コスト兵器への広範なシフトを反映している。米国の防衛関連株は26年に入り好調なスタートとなり、地政学的緊張の高まりと世界的な軍事支出の増加を背景に、前年の好パフォーマンスを引き継いでいる。

原題:AI Drone Software Stock Jumps 520% in Best IPO Since Newsmax (1)(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.