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米アップルが開発中の折り畳み式iPhoneは、iOSの更新により、タブレット「iPad」のようなレイアウトやアプリの並列表示に初めて対応する。マルチタスク性能を高め、製品の魅力向上を図る。
事情に詳しい関係者によると、長年待ち望まれてきたアップルの折り畳み式スマートフォン分野参入となる新製品は、内側にはiPad miniとほぼ同等のサイズの折り畳み式ディスプレーを備える。外側にも小型iPhoneの画面に近いサイズのディスプレーを搭載する。
内側ディスプレーは横長のアスペクト比を採用する。現在市場に出回っている折り畳みスマートフォンの縦長寄りの仕様とは異なる設計で、主要な訴求点になる可能性があるという。計画は未公表のため、関係者は匿名を条件に語った。

アップルは折り畳み式スマートフォンに新たな活力をもたらせると示す必要に迫られている。今秋に投入されれば、最大の競合であるサムスン電子が初の折り畳み式モデルを発売してから7年後となる。
関係者によると、アップルの設計は動画視聴をより魅力的にすることを狙っている。開発者にとっても、iPhone向けアプリをiPad用ソフトに近い形へ再設計しやすくなる見込みだ。
アップルの広報担当者はコメントを控えた。

アップルはiOS向けに新たなアプリレイアウトを開発し、主要なiPhoneアプリを刷新して画面左端にサイドバーを追加する。多くのiPadアプリに近い構成となる。開発者は新インターフェースに合わせてiPhone用ソフトを調整でき、横向き表示のiPadに近い画面比率が採用される。
iPadに近いアプリ体験を提供するものの、折り畳みiPhoneは、タブレット用のiPadOSではなく標準のiOSを搭載する。これはiPadOS 26で導入されたデスクトップ風インターフェースではなく、よりシンプルなマルチタスクシステムを維持することを意味する。既存のiPad用アプリもそのままでは動作しない。
iPad miniのように複数ウインドーを同時に開くことはできないが、二つのアプリを横に並べて表示することは可能だ。これはサムスン電子やアルファベット傘下グーグルなどが提供する折り畳み端末の主要機能と一致する。
原題:Apple’s Foldable iPhone to Have iPad-Like Interface When Opened(抜粋)
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