米航空会社は「存続の危機」に直面していると、ドイツ銀行が指摘した。ジェット燃料価格の急騰でコストが大幅に押し上げられる可能性があるという。

中東での戦争を受けて米国のジェット燃料価格は急伸し、年初来で2倍余りに上昇した。同期間における原油の上昇率は約50%となっている。原油とジェット燃料の価格差を示すクラックスプレッドがこれほど拡大したのは2005年以来だと、ドイツ銀は6日付の顧客リポートに記述。当時は「航空業界への影響は深刻かつ広範に及んだ」とし、デルタ航空やノースウエスト航空が破産を申請したと付け加えた。

 

アナリストのマイケル・リネンバーグ氏は「財務基盤の弱い航空会社の一部は、運航停止に追い込まれる可能性がある」と分析。「短期的に状況が改善しなければ、世界の航空会社は数千機の運航を停止せざるを得なくなる恐れがある」と記した。

6日の米国株市場で、航空株は他の旅行・物流関連株とともに下落。航空セクターの指数はここ6営業日で19%下げている。

原題:Airlines Face ‘Existential Threat’ From War, Deutsche Bank Says(抜粋)

--取材協力:Siddharth Philip.

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