(ブルームバーグ):3月第2週(9-13日)の債券市場では長期金利に上昇圧力がかかる見通しだ。中東情勢長期化による原油高を受けたインフレ懸念や国内景気対策のための追加的な財政出動観測が出ており、売り圧力が強まりそうだ。
◎三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジスト
- 米長期金利が原油高によるインフレ警戒で上昇基調を鮮明にしており、イラン情勢によるリスク回避の金利低下よりも、金利の上昇方向に材料がそろいつつある
- 日本銀行は氷見野良三副総裁の講演に加えて、一部で利上げの旗を降ろしていないとの観測報道が出ており、利上げ継続姿勢を示しておりこれも金利上昇方向の材料
- エネルギー高対策や景気下振れへの警戒で追加的な財政出動の可能性が出ており、超長期債を中心に売り圧力がかかりそうだ
- 新発10年債利回り予想レンジ2.13-2.25%
◎T&Dアセットマネジメント債券運用部の浪岡宏チーフ・ストラテジスト兼ファンドマネジャー
- 米金利は想定通り上がってきたが、ファンダメンタルズの面からもう少し上がる可能性も意識される-円金利についても若干は上振れしやすい可能性
- 世界的にイールドカーブはスティープ(傾斜)化し、防衛費拡大の流れで30年金利が上昇しやくなっており、国内の超長期金利上昇に波及する懸念がある
- 5年物国債入札はイールドカーブ上で見て波乱なくこなせる水準だろう
- 新発10年債利回り予想レンジ2.11-2.27%
国債入札
日銀オペ
主な材料
- 9日:1月の毎月勤労統計
- 10日:昨年10-12月期の国内総生産(GDP)改定値
- 11日:2月の米消費者物価指数(CPI)
- 13日:1月の米個人消費支出(PCE)価格指数
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