(ブルームバーグ):来週の円相場は下落圧力がかかりそうだ。中東紛争が長期化し原油高騰が続くとの観測から、経常収支悪化や景気下押しを懸念した円売りが出やすい。インフレ上振れによる米国の利下げ期待の後退もドル高・円安圧力となる。
◎SBI FXトレードの上田真理人取締役
- イラン情勢が急に解決するとは思えず、原油の高騰が続き、ドル・円は予想レンジの上限付近での推移になりそうだ
- 当局はレートチェックを何回も行うわけにはいかず、次は実弾介入だろう。1ドル=158円を超えてスピードが出てくると、介入警戒感が強まるので160円には行かない
- 日本銀行の3月利上げは見込めず、円買いの材料は見当たらない
- 予想レンジは156-159円
◎あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジスト
- イラン情勢を巡る懸念が一番大きく、原油高の進行で円安圧力となりそうだ
- このところ経済指標が強めで米利下げ期待が剝落していることもドル買い材料、ドル・円は高値圏でのもみ合いとみる
- 今のところ158円が節目として意識されている。159円台は1月にレートチェックが入った水準で当局のけん制に対する警戒感が強いため、大きく上抜けするのは難しいだろう
- 予想レンジは154-159円
主な予定
- 9日:1月の毎月勤労統計
- 10日:昨年10-12月期の国内総生産(GDP)改定値
- 11日:2月の米消費者物価指数(CPI)
- 13日:1月の米個人消費支出(PCE)価格指数
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