(ブルームバーグ):米国とベネズエラは外交関係を再構築することで合意した。米国務省が5日発表した。ベネズエラのマドゥロ前大統領を失脚させたトランプ米大統領が、同国の現指導部と協力する姿勢を示した形だ。
米国務省は声明で「この一歩は、ベネズエラにおける安定促進や経済回復支援、政治的和解の前進に向けた共同の取り組みを容易にする」と説明。米国は「民主的に選出された政府への平和的移行」の条件を整えたいと付け加えた。
米軍の作戦により1月にマドゥロ氏は拘束され、麻薬密売の罪で米国に移送された。ロドリゲス暫定大統領は、前任者でかつての上司だったマドゥロ氏よりも、米国に対してはるかに融和的な姿勢を示している。
ロドリゲス氏は前日、バーガム内務長官率いる米代表団を迎え、自国の鉱物資源開放に向けて「トランプ・スピード」で取り組むと約束していた。
米国は2019年、ベネズエラの首都カラカスにある大使館を閉鎖していた。当時、政権1期目だったトランプ大統領はベネズエラの野党議員フアン・グアイド氏を暫定大統領として承認し、マドゥロ氏の18年大統領選での再選は正当性を欠くと主張した。
今回の米国務省発表により、24年大統領選挙で勝者と認定されたエドムンド・ゴンサレス氏を米国が正式承認する可能性や、野党指導者でノーベル平和賞受賞者のマリア・コリナ・マチャド氏が政権を引き継ぐ道を模索するとの見方は払拭された。
トランプ氏は4日、SNSへの投稿でロドリゲス氏を「ベネズエラの大統領」と呼び、「素晴らしい仕事をしており、米国代表と非常にうまく協力している」と評価した。投稿を受け、ロドリゲス氏は、宮殿前に集まった多数の報道陣を前にトランプ氏に謝意を示した。
原題:US and Venezuela Will Resume Diplomatic Ties With Maduro Out (1)(抜粋)
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