(ブルームバーグ):米半導体メーカー、ブロードコムのホック・タン最高経営責任者(CEO)は4日、同社の人工知能(AI)半導体売上高が来年1000億ドル(約15兆6800億円)を突破するとの見通しを示した。エヌビディアが支配する領域に本格的に踏み込むことになる。
タン氏は決算に関するアナリストとの電話会見で、2027年にこの節目に到達することが視野に入っていると説明。「達成に必要なサプライチェーンも確保済みだ」と語った。
ブロードコムは2-4月(第2四半期)のAI半導体売上高を107億ドルと予測しており、年間ベースで1000億ドルに到達すれば、大幅な飛躍となる。25年のAI関連売上高は200億ドルだった。
タン氏の発言を受け、ブロードコムの株価は時間外取引で約4%上昇した。

同CEOは、ブロードコムの将来をますますAIに託すようになっている。AIモデルの学習と実行を支援するアクセラレータの最大手は依然としてエヌビディアだが、その代替の選択肢として、ブロードコムは自社のカスタムメイド半導体を位置づけている。同社のAI半導体のターゲットにはアクセラレータとネットワーク用半導体の両方が含まれる。

ブロードコムがこの日示した2-4月期の売上高見通しは約220億ドル。アナリストの予想平均は205億ドルだったが、一部のアナリストは220億ドルを上回る数字を予想していた。同社は最大100億ドルの自社株買い計画も発表した。
25年11月-26年1月(第1四半期)の売上高は193億ドルに増加した。一部項目を除いた1株利益は2.05ドルとなった。アナリストの予想は、売上高193億ドル、1株利益2.03ドルだった。
同四半期のAI関連売上高は84億ドルと、前年同期比で2倍余り増え、同社の予想を上回るペースで拡大した。タン氏は発表資料で、「カスタムAIアクセラレータとAIネットワーキングに対する旺盛な需要」がけん引したとコメントした。
原題:Broadcom CEO Sees AI Chip Sales Topping $100 Billion in 2027 (1)(抜粋)
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