アクティビスト(物言う株主)として知られる香港のヘッジファンド、オアシス・マネジメントは5日、花王に臨時株主総会の開催を請求したと発表した。原材料などの調達先に森林破壊や人権侵害が指摘される企業が含まれる可能性があるとして、独立した第三者による調査委員会の設置を求めている。

オアシスによると、花王のパーム油や紙・パルプの調達に関わるサプライチェーンについて、人権侵害や森林破壊との関連が報じられているサプライヤーを利用しているとの複数の内部告発を受けた。サプライチェーン管理が脆弱(ぜいじゃく)であると判明した場合、企業価値に重大な悪影響を及ぼす可能性があるため、独立した調査と是正を求めた。

問題のサプライヤーとして挙げたのはマレーシアのパーム油大手FGVホールディングスやインドネシアのアストラ・アグロ・レスタリなどの8社。花王の広報担当者は事実関係を確認中で、現時点ではコメントを控えるとした。

オアシスは、花王の利益成長がグローバル競合企業と比べて見劣りするとし、経営改革を求めてきた。昨年の株主総会では、同ファンドが提案する5人の社外取締役候補を選任する議案や社外取の報酬に関する議案を提出したが、すべて否決されている。

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