欧州株は4日、イランが戦争終結に向けた交渉のため米国に間接的に接触したとの報道を受け、昨年11月以来の上昇率を記録した。

中東での戦争が短期間で終結する可能性への臆測が一気に広がり、ストックス欧州600種指数は一時1.6%上昇した。旅行・レジャー・テクノロジー株が上昇を牽引し、一部企業の好決算も市場心理を押し上げた。

米ニューヨーク・タイムズ(NYT)が4日、イラン情報省の工作員が米中央情報局(CIA)に間接的に接触し、戦争終結の条件の協議を提案してきたと報じた。イランを巡る戦争が5日目を迎える中、ストックス欧州600は、今なお昨年4月以来の最悪の週間下落率に向かっている。

ジャナス・ヘンダーソン・インベスターズ欧州株式チームのポートフォリオ・マネージャー、ロバート・シュラムフックス氏は「結局のところ、米国市場はまだ大きく下落しておらず、これが欧州市場の小幅な反発につながっている。ただし、その多くはオプション取引、特にプットオプションの清算によるもので、これは非常に不安定な動きになりがちだ」と語った。

アジアでは4日、イランの戦争長期化の懸念やエネルギー流通への不安の高まりにより、韓国株式市場が史上最大の暴落を記録した。日経平均株価は、一時下げ幅が2600円を超え、取引時間中としてほぼ1カ月ぶりに5万4000円を割り込んだ後、3.6%安の5万4245円54銭で取引を終えた。終値としては2月5日以来の安値となった。

原題:European Stocks Jump Most Since November on Iran Outreach Report(抜粋)

--取材協力:Michael Msika.

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