(ブルームバーグ):米ディスカウントストア大手ターゲットのマイケル・フィデルケ最高経営責任者(CEO)は、トレンドを捉えた新しい食品や店舗内の美容サービスなどの変革で成長路線に回帰するとの考えを示した。
フィデルケ氏は3日のアナリストとの会合で、今年の純売上高が増加するとの見通しを語った。同社株は一時8.2%高と、昨年4月以来の上昇率を記録した。終値は6.7%高だった。
こうした楽観的なトーンに加え、同日公表された市場予想を上回る業績見通しは、3年に及ぶ売り上げ低迷からの反転に向けて前進していることを示唆している。経営陣は、改革や投資の効果が表れ始めていると説明。美容スタジオの導入や装飾アクセサリー売り場の改装など、店舗全体に及ぶ刷新計画を強調した。
今後、投資家の関心は、同社が戦略をどれだけ効果的かつ迅速に持続的成長へと結び付け、不安定なマクロ経済環境の中で競合他社に奪われた市場シェアを取り戻せるかに移る。
フィデルケ氏は2月の就任以来初めての投資家向け説明会に臨み、「成長とシェア拡大への道筋はターゲット独自のもので、われわれ自身の力で推進できる」と述べた。「顧客にとって最も重要な分野に投資と変革を行い、来店頻度を高め、買い物かごの中身を増やし、最終的に成長を実現する姿をお見せする」とした。
説明会のプレゼンテーションでは、美容、ベビー、食料品分野に焦点が当てられた。また、最高商品責任者(CMO)のカーラ・シルベスター氏は、季節的に盛り上がる需要や話題のトレンドなど、大きな文化的瞬間を祝うための売り場も設けるとした。

同社は今後3年で、食料品部門における独自商品の数を2倍に増やす計画だ。従来型のスーパーマーケットを目指すわけではないが、新たなトレンドへの対応を強化し、食品サンプルの提供も拡充する。
それでも懐疑的な見方はある。UBSのアナリスト、マイケル・ラッサー氏は、「計画の多くの要素は約10年前に同社で見られたものとそれほど変わらない」と指摘する。
これに対してフィデルケ氏は、自身が同社で好調な時期も低迷期も見てきたとした上で、「われわれが最良の状態にある時、常に原動力となってきたのは、デザイン主導であり、差別化で勝ち、体験が卓越している時だ」と語った。
原題:Target’s New CEO Outlines Overhaul Plans, From Beauty to Babies(抜粋)
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.