(ブルームバーグ):米投資会社ブラックストーン・グループは、主力のプライベートクレジットファンドで、過去最大の持ち分払い戻しに応じると伝えられ、株価が2023年11月以来の安値に急落した。しかし、ジョナサン・グレイ社長兼最高執行責任者(COO)は、市場の不安を「大騒ぎ」と呼んだ。
グレイ氏は3日のCNBCとのインタビューで、「これがニュースになっている。それが起きれば、投資家が神経質になるのも無理はない」と発言。それでもBCREDが投資する基調的な借り手は順調だと述べ、「ポートフォリオの評価は適切だったかと問われれば、間違いなくそうだ」と語った。
世界最大級のプライベートクレジットファンドである「ブラックストーン・プライベート・クレジット・ファンド(BCRED)」は2日、過去最高となる株式総数の7.9%相当の持ち分払い戻しに応じると明らかにした。既存株主に対する持ち分買い付け(テンダーオファー)の対象を株式総数の7%に引き上げ、残り0.9%分は会社の自己資金と内部の協力者からの資金拠出で賄う。
人工知能(AI)台頭で激変するソフトウエア業界へのエクスポージャー(リスク債権)などが不安視され、同種のファンドへの解約請求が相次いでいる。ブルー・アウル・キャピタルが先月、個人投資家向けファンドの一つの換金を制限すると発表したことで、プライベートクレジットのリスクがあらためて意識された。
3日の米株市場で、ブラックストーンの株価は一時8.9%下げ、23年11月以来の日中安値を付けた。
原題:Blackstone’s Gray Defends Credit Portfolio Marks as Shares Slump(抜粋)
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