(ブルームバーグ):3日の欧州株は続落。前日からの2日間の下げ幅は昨年4月以来の大きさとなった。中東での紛争が激化し、インフレや金融政策の見通しに不透明感が広がった。
ストックス欧州600指数は3.1%下落。前日は1.6%値下がりした。この日は総じて売りが広がり、業種別株価指数はいずれも下落。ユーロストックス50指数は3.6%下落、ドイツDAX指数は3.4%下落した。
ユーロ圏インフレ率は予想外の加速となった。イランでの戦争を受けてエネルギー価格が急騰する中、金利に対して慎重な欧州中央銀行(ECB)の姿勢を裏付る格好となった。
欧州債市場ではドイツ債が下げ幅を縮小。欧州株が下落する中、投資家は安全資産への逃避を求めた。
短期金融市場ではECBの利上げ観測が高まっている。スワップ動向が示唆するところによれば、ECBは6月までに5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利上げが織り込まれており、年末まででは同10bpとなっている。
10年限のイタリア債とドイツ債のイールドスプレッドは8bp拡大し、2024年12月以来の大きさとなった。金融政策の引き締め観測が強まっているほか、ボラティリティーも上昇しており、投資家はキャリー取引を解消している。
英国債は総じて下落。市場ではイングランド銀行(英中央銀行)の利下げ観測が弱まっており、月内に利下げする確率は20%と想定されている。
3月3日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
原題:European Stocks Tumble as Inflation and Rate Outlook Darkens
Traders Flip Wagers to Back ECB Rate Hikes: End-of-Day Curves
(抜粋)
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