(ブルームバーグ):米資産運用大手フランクリン・テンプルトンのジェニー・ジョンソン最高経営責任者(CEO)は米国とイランの紛争について、地域内で大規模な報復がなければ、約5週間を超えて続く可能性は低いとの見方を示した。
ジョンソン氏はシドニーで3日開かれた豪経済紙オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー(AFR)主催のビジネスサミットで、「中東の他の国々が報復しない限り、これは恐らく4-5週間の出来事になる」と予想。紛争には「多くの変動要因がある」としつつも、「実際にはより短期の出来事となる可能性が高い」と語った。

米国はイランとの戦争が続く期間について矛盾するメッセージを発しており、イスラエルは2日に新たな空爆を実施した。イランは、週末の米国とイスラエルによる攻撃への報復として中東各地に向けてミサイルを発射し続けている。週末の攻撃ではイランの最高指導者ハメネイ師が死亡し、エネルギー市場は混乱している。
ジョンソン氏は、ロシアとウクライナの紛争が長期化したことは市場にとって予想外だったとも指摘した。一方、30兆ドル(約4700兆円)の米国債市場ではインフレが再び主な懸念として浮上しており、紛争長期化による原油価格高止まりのリスクを指摘する投資家もいる。
ジョンソン氏は、政策当局者には「今回の衝撃で難しさが増すばかりだ」と述べた上で、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利の方向性は引き続き下向きだとの見方も示した。
同氏に先立ちオーストラリア準備銀行(中央銀行)のブロック総裁はビジネスサミットで、今回の紛争がもたらす潜在的な影響について理事会は「非常に警戒している」と語った。
原題:Franklin Templeton CEO Says Mideast War Unlikely to Last Long(抜粋)
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