(ブルームバーグ):トランプ米大統領は28日早朝、自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」に8分間の動画を投稿し、米軍による最新のイラン攻撃について、その正当性を説明した。
「目的はイラン政権からの差し迫った脅威を排除し、米国民を守ることだ。イラン政府は悪意に満ちた集団であり、彼らは極めて強硬で、危険な人々だ」とトランプ氏は動画で述べた。同氏は「USA」の刺しゅうが入った白い帽子をかぶっており、背後には星条旗が置かれている。場所はフロリダ州の私邸マールアラーゴとみられる。
トランプ氏はイラン国民に向けて「政府はあなた方のものだ」と蜂起を呼びかけ、「何世代に一度しか来ない機会かもしれない」と訴えた。

トランプ氏は28日に国民に向けてあらためて演説を行うとみられていたが、ホワイトハウス当局者はそれを否定した。
かつては終わりなき戦争を批判し、体制転換に伴う危険性を指摘してきたトランプ氏だが、今回の軍事行動は短期で終わらない可能性があると示唆した。米軍に犠牲が出る可能性もあると認めた。
イランは国外でテロを拡散し、国内では抗議デモを弾圧していると、トランプ氏は強調。昨年6月の米・イスラエルによる攻撃後も、イランは核開発を再建しようとしていると同氏は主張した。また1979年にテヘランで起きた米国大使館占拠事件と、その後の人質危機にも言及。さらに1982年に米兵241人が死亡したベイルートの爆破事件や、2000年の米駆逐艦「コール」への攻撃も、イランの代理勢力による犯行だと述べた。
一方で、脅威が差し迫っていると判断した根拠についての説明はなかった。米本土を攻撃できるミサイル開発を進めていると、過去の主張を繰り返したが、情報機関の評価とは整合しない。
ジュネーブでの協議は決裂したとトランプ氏は述べ、外交の段階は終わったと宣言した。
「われわれはもう我慢しない」と述べた。
しかしトランプ氏の娘婿ジャレッド・クシュナー氏とウィトコフ特使が関与した交渉は、ウィーンで再開することで合意しており、オマーンのバドル外相は和平合意は「手の届くところにある」と述べていた。
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--取材協力:Erik Wasson.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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