(ブルームバーグ):インドは27日、新たな算出基準に基づき2026年度の経済成長見通しを上方修正した。世界最多の人口を抱える同国経済が、国際貿易の混乱に対して底堅さを示した。
統計および事業実施省によれば、基準年を改定した国内総生産(GDP)統計に基づき、26年度は7.6%成長する見通しだ。これはブルームバーグ調査の中央値予測と一致した。1月に発表された旧基準での見通しは7.4%成長だった。
政府はGDPの基準年を2011-12年度から2022-23年度へと変更、各部門のウエートを見直し、過去10年の経済の変化を反映させた。2015年の同様の改定では、インドのGDPは約1200億ドル(約18兆7000億円)押し上げられ、2013-14年度の成長率推計は4.7%から6.9%へ修正された。
インドは、データの質をめぐる批判を受け、経済の変化をより的確に捉え、統計を強化するためGDP統計の見直しを進めている。今月に入り、消費支出の変化を反映させるためインフレ統計も改定した。
昨年10-12月の経済成長率は7.8%と、ブルームバーグ調査の中央値予測である7.6%を上回った。消費を押し上げ、通商をめぐる混乱から経済を守るために昨年打ち出されたモディ政権の大規模減税が、初めて全面的に反映された四半期となった。
原題:India Raises Growth Outlook to 7.6% After GDP Series Revamp
(抜粋)
--取材協力:Shinjini Datta.
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