イランの核開発をめぐるアメリカとイランの高官による核協議がスイスで行われました。合意には至りませんでしたが、イランの外相は、1週間以内に再び協議することを明らかにしました。
スイス・ジュネーブでは26日、アメリカのウィットコフ中東担当特使やイランのアラグチ外相が出席し、イランの核開発をめぐる協議が行われました。
協議は、仲介国オマーンの外相を介した間接形式で行われ、一時休止を挟み、あわせておよそ6時間半ほど続きましたが、合意には至りませんでした。
終了後、アラグチ氏はイランメディアに対して、「良い進展があった」と述べたほか、核問題や対イラン制裁の解除について「合意に向けた要素を真剣に議論した」と強調しました。
そのうえで、「いくつかの問題については共通の理解を確立した」としていますが、一方で、「意見の相違もあり、解決策を見出すために交渉した」とも述べ、依然として双方の主張に隔たりがあることを示唆しました。
アメリカ側はこれまでのところ協議についてコメントはしていませんが、アメリカのニュースサイト・アクシオスによりますと、アメリカ側の出席者は、休憩前に示されたイラン側の提案に「失望した」ということです。
ただ、協議の終了後、アメリカ側は、この日の協議について「前向きだった」と評価したとしています。
アラグチ氏は今後、双方が本国で話し合いを行い、その後1週間以内にも4回目の協議を開催するとしたほか、来月2日には、オーストリアの首都ウィーンで実務者レベルの協議を行うともしています。
アメリカが軍事的な圧力を一段と強め、協議が決裂した場合には軍事措置に踏み切ることを示唆するなか、今後、双方が歩み寄り、合意に至って緊張緩和につながるのか予断を許さない状況が続きます。
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