(ブルームバーグ):トランプ米大統領は23日、イランに対する軍事作戦が長期化すれば困難に直面する可能性があると国防総省が懸念しているとの報道に反論した。一方で、外交的な合意を結ぶことが引き続き望ましいとの考えを示した。
トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、「イランとの潜在的な戦争について書かれてきたことは全て誤っており、それは意図的なものだ。決定を下すのは私だ。合意はないよりあった方が良いが、もし合意に至らなければ、あの国と、非常に残念ながらその国民にとって非常に悪い日になるだろう」と投稿した。
また、ケイン統合参謀本部議長が攻撃のリスクを強調していると、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)などが報じたことについても、トランプ氏は否定。同氏は、「軍事レベルでイランに対峙(たいじ)」することになれば「容易に勝利できる」とケイン氏は考えているとコメントした。
さらにトランプ氏は投稿でケイン氏について、「彼が知っているのは勝つ方法だけだ。そう命じられれば、先頭に立って指揮するだろう」と指摘した。
一方、米国務省は23日、在ベイルート米国大使館の一部職員に退避を命じた。中東では、トランプ氏が近くイランへの大規模な空爆を命じるとの見方が広がる中、緊張が高まっている。
米政府は同地域の安全保障環境を評価した結果、不可欠な職員のみを残したと、国務省高官が匿名を条件に述べた。大使館は引き続き業務を行っており、この措置は一時的なものだと同高官は付け加えたが、イランには言及しなかった。
米軍は中東に、2隻の空母に加え戦闘機や空中給油機など大規模な戦力を配備し、攻撃態勢を整えている。トランプ氏は20日、イランに対しては限定的な攻撃を「検討している」と発言。イランの核開発問題を巡り、合意に達するまでの時間は限られているとも述べている。
米国とイランの外交官はここ数週間、核合意を巡る交渉を試みており、最新の協議は26日にスイスのジュネーブで予定されている。
事情に詳しい関係者によると、協議にはウィトコフ米特使とトランプ氏の娘婿ジャレッド・クシュナー氏も出席する見通しだ。
原題:Trump Said Iran Strike Would Be ‘Easily Won’ But Prefers Deal(抜粋)
(トランプ大統領の投稿を追加して更新します)
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