ニューヨーク時間21日のエネルギー市場では、原油と天然ガスが通常取引終了後の時間外取引で乱高下。米国とイランの和平協議が停滞する中、トランプ大統領はイランとの停戦を延長すると明らかにした。ホルムズ海峡の封鎖により、輸送は滞ったままとなっている。

原油は通常取引で上昇して引けたが、時間外取引でも堅調を維持。トランプ氏はこの日、イランへの新たな攻撃を控えるとしつつ、ホルムズ海峡の海上封鎖は「協議が完了するまで」継続すると述べた。

7週間に及ぶ今回の紛争の行方やホルムズ海峡への影響を巡る見方が急速に変化する中で、価格は不安定な動きが続いている。

国際指標である北海ブレントは時間外取引で一時1バレル=100ドルを上回り、欧州のガス価格も一時10.4%上げた。バンス米副大統領によるイスラマバード訪問が取りやめられたとAP通信が報じたことに反応した。またイランのメディアは、同国がパキスタンを通じて米国に対し、協議に参加しない意向を伝えたと報じた。だがその後、トランプ氏がイランとの停戦を延長すると明らかにし、ブレント原油は再び100ドルを下回った。

米国とイランの間には、イランの核開発能力やイスラエルによるレバノン侵攻など、未解決の問題が数多く残されている。

トランプ大統領は、米国は合意を急がないと述べるとともに、打開策が見いだされなければイランへの爆撃を再開すると改めて警告している。

米国とイランの双方が、相手が停戦条件に違反したと主張しており、原油トレーダーの間では強気の見方が広がる一方、合意が近いとの確信は乏しい状況だ。

ホルムズ海峡の航行再開で合意が成立したとしても、イラン戦争の影響は数カ月にわたり続く可能性があると、世界の大手石油商社は警告している。一部は、同海峡を通る輸送が正常水準に戻らない可能性があると指摘した。

原題:Oil, Gas Whipsaw Post-Settlement as Trump Extends Iran Ceasefire(抜粋)

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--取材協力:Mia Gindis.

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