(ブルームバーグ):アジア時間21日序盤の取引で原油価格が下落した。停戦期限前にイランがイスラマバードで米国との協議に参加する見通しが示されたことを受けた。
米ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)6月限は一時2.2%下落し、1バレル=86ドル前後となった。一方、北海ブレントは20日に5.6%上昇し95ドルを上回って引けた。
次回の協議はパキスタンで開催される見通しで、匿名を条件に語った関係者によると、イランも代表団を派遣する見込みだ。これに先立ち、イランは米国との再協議への参加に慎重な姿勢を示していた。
トランプ米大統領は20日の電話インタビューで、4月7日に発表した停戦は「ワシントン時間22日夕刻」に期限を迎えると述べた。ただ、期限までに合意に至らなければ「延長する可能性は極めて低い」とも語った。
さらにトランプ氏によると、バンス副大統領が20日にパキスタンに向けて出発し、「21日夕もしくは22日朝」に交渉を再開する。トランプ氏の娘婿ジャレッド・クシュナー氏とウィトコフ特使も同行する見通しだ。
ベイズ・ビジネス・スクールのコモディティー経済・金融学教授、マイケル・タムバキス氏は「トレーダーらは依然として、双方から発せられるニュース性の高い発言を材料視しており、供給の混乱が短期間で収束することを期待している」と述べた。
トランプ氏がインタビューで、ホルムズ海峡の封鎖を当面維持する方針を改めて示したことを受け、原油価格は20日に上げ幅を拡大していた。
原題:Oil Slips as Iran Set to Attend Negotiations With US in Pakistan(抜粋)
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--取材協力:Mia Gindis.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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