(ブルームバーグ):イラン戦争終結に向けた協議の行方が見通せない状況で、中国の習近平国家主席は20日、サウジアラビアのムハンマド皇太子と電話会談を行い、即時停戦とホルムズ海峡の航行正常化を求める立場を表明した。
中国外務省の声明によると、習主席は電話会談で、「中国は即時かつ包括的な停戦を求め、平和の回復を目指すあらゆる努力を支持し、政治的・外交的手段で紛争を解決すべきだと主張する」と発言。「ホルムズ海峡は通常の航行に開かれた状態を維持すべきであり、それが地域諸国と国際社会の共通の利益になる」と述べたという。
さらに習氏は、中東諸国が「自らの未来と運命を自らの手で切り開く」ことを中国は支持すると語った。この発言は、トランプ米大統領が開戦時にイラン国民に対し、「今こそ、あなた方自身の運命を掌握すべき時だ」と訴えたビデオメッセージの内容を意識したとも受け取れる。
習主席はスペインのサンチェス首相との先週の会談で、国際秩序が「崩壊しつつある」と警告し、中東において建設的な役割を果たす姿勢を示していた。
バンス副大統領ら米代表団は、イランとの戦争終結に向けた協議のため、パキスタンに向かっている。トランプ氏はブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、イランとの2週間の停戦を延長する可能性は低いと述べ、7日に公表した停戦が「ワシントン時間22日夜(日本時間23日朝)」に期限を迎えるとの認識を示した。
原題:China’s Xi Urges Ceasefire, Full Hormuz Transit in Saudi Call(抜粋)
--取材協力:Fran Wang.
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