ドイツの企業景況感は2月に予想以上に改善し、同国経済が長年の停滞から抜け出しつつあるとの期待を強めた。

Ifo経済研究所が発表した2月の期待指数は90.5と、1月の改定値である89.6から上昇した。ブルームバーグが調査した予想中央値は90だった。現状指数も予想以上に改善した。

2月のドイツ Ifo 企業景況感指数概要(表)

Ifoのクレメンス・フュースト所長は23日の発表文で、「ドイツ経済には景気回復の最初の兆しが見られつつある」と指摘。「事業の現状に対する企業の満足度は上昇した。期待も前向きな方向に進んだ」と続けた。

ドイツの経済見通しは、インフラ・防衛への大規模な政府投資が成功するのか、米国の関税引き上げや中国メーカーとの競争激化の中で競争力を高めるための改革が実行できるのかにかかっている。

ドイツの国内総生産(GDP)は昨年、2022年以来初めて増加したが、成長率は0.2%と小幅にとどまった。トランプ米大統領の関税を同国最高裁は無効としたものの、それでも貿易摩擦は続きそうな見通しで、依然として存在するリスクを浮き彫りにしている。

もっとも、最近では前向きな兆しが増えている。S&Pグローバルが20日発表したHCOB購買担当者指数(PMI)では、ドイツの製造業が2022年以来初めて業況拡大に転じた。ドイツ連邦銀行は、1-3月(第1四半期)の景気の勢いは弱いが、春以降は成長が「力強さを増す」と見込んでいる。

原題:German Business Outlook Improves Amid ‘First Signs’ of Recovery(抜粋)

--取材協力:Jana Randow、Joel Rinneby、市倉はるみ.

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