米国とイランの戦争が差し迫っているように見える中で、原油相場は大幅に上昇する可能性がある。エネルギー市場コンサルティング会社FGEネクサントECAはこうみている。

同社のフェレイドゥン・フェシャラキ名誉会長は23日、「米国には戦争に踏み切る以外の選択肢はないと思う」とブルームバーグテレビジョンのインタビューで述べた。

数十年にわたり市場を追ってきたフェシャラキ氏は、「彼らがこれを回避し、艦船を帰還させるというシナリオは私には非常に考えにくい」と語った。

フェシャラキ氏が語る

同氏は「イランが米国の要求を受け入れれば、体制の正統性はもはや残らない。彼らは『ノー』と言わざるを得ない」とも述べ、「今回は異なる展開になるだろう。イランには2つの選択肢がある」と指摘。近隣のサウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)、クウェートへの攻撃やホルムズ海峡の封鎖を試みる可能性を挙げた。

フェシャラキ氏は、中東からの原油供給が混乱する複数のシナリオを示し、状況の深刻度次第だが1バレル=90-100ドルは「手の届く範囲」にあると話した。北海ブレント原油は直近で約71ドル。

仲介のオマーン側によると、米国とイランはジュネーブで26日に協議を再開する見通し。イランのアラグチ外相は、協議でウィトコフ米特使と会談する見込みだと述べ、地域での米軍増強による圧力には屈しない姿勢を改めて示した。

フェシャラキ氏は「制約やイラン側の受け止め方を踏まえれば、協議は失敗に終わることが確実だ」と分析。さらに、イランの体制が崩壊した場合、安定を回復するまでに1年を要するとの見方を示した。

原題:Oil to Surge as US and Iran Appear Set for War, Fesharaki Says(抜粋)

--取材協力:Haslinda Amin.

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