(ブルームバーグ):半導体メーカーの米アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は、インドで最新の人工知能(AI)データセンター技術を展開するため、インドの情報技術(IT)サービス企業、タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)と提携する。世界でも特に成長が著しい市場の一つであるインドでエヌビディアに挑む構えだ。
16日の両社の発表によると、AMDはデータセンター設計モデル「ヘリオス」を提供し、TCSと連携してインド国内で最大200メガワットのAIインフラ容量を支援する。
インドは出遅れた分野でも技術を迅速に拡大してきた実績がある。パソコンブームには乗り遅れたがソフトウエアサービス大国へと変貌し、不十分だった固定電話は20年かけて約10億台のスマートフォン普及につながった。スタンフォード大学の人間中心のAI研究所によると、インドはAI競争力で米国と中国に次ぐ世界3位だ。
AMDのインドでの取り組みは、国内の計算能力構築を急ぐ各国政府や企業に対してAIインフラを一括で提供するという、より広範な戦略の一環だ。
TCSは昨年後半、データセンター分野に参入し、最大1.2ギガワットの容量を目指すと発表した。
ネットワーク機器メーカーの米アリスタネットワークスによると、AMDはエヌビディアからAI市場のシェアを奪いつつある。アリスタは先週の電話会議で、AI半導体の導入において、約20-25%がAMD製となっていると明らかにした。25年にはエヌビディアが99%を占めていた。
AMDのリサ・スー最高経営責任者(CEO)は16日の発表資料で「AIの導入は試験段階から大規模展開へと加速しており、その転換には新たなコンピューティングインフラの設計図が必要だ」と述べた。
原題:AMD Takes on Nvidia in India With Tata AI Partnership (Correct)(抜粋)
--取材協力:Mark Anderson.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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