(ブルームバーグ):16日の日本市場は、米国でインフレの落ち着きを背景に追加利下げ観測が高まったことを受けて債券や円が買われそう。米国株の下げ一服で株式も上昇が見込まれる。
1月の米消費者物価指数(CPI)は総合指数が市場予想を下回り、コアCPIは前年同月比の伸びが2021年以来の低さとなった。短期金融市場では年内の米利下げは3回との予想が強まり、金融政策の影響を受けやすい米2年債利回りは昨年10月以来の低水準を付けた。国内で財政悪化への過度な懸念が後退したことも相まって、債券は買われやすい。円相場は対ドルで152円台後半と、前週末夕から上昇している。
前週末の米S&P500種株価指数は、利下げ観測を背景に借り入れコストの低減などが意識され、4営業日ぶりに上昇した。前週末に大きく下げた日本株は反動で上昇しそう。ただ、人工知能(AI)の普及がソフトウエアなど既存事業を代替するとの懸念は引き続き関連株の重しになる。
16日は昨年10-12月期の実質国内総生産(GDP)が発表される。市場予想は前期比年率1.6%増で、2四半期ぶりのプラス成長が見込まれている。この日は米国市場がプレジデンツデーの祝日で休場。旧正月に伴い中国本土市場なども休場(香港市場は半日休場)となるため市場参加者が減り、値動きが大きくなりやすい面もある。
(注:表中の終値は米国時間終値。円相場は対米ドル、前営業日比は円の対ドル変化率。米10年金利の前営業日比は変化幅(単位:%ポイント)。日経平均の前営業日比はシカゴ・マーカンタイル取引所清算値と大阪取引所清算値との比較。シカゴ取引所が休場の場合は大阪取引所の前日清算値と最終取引値の比較。金は1トロイオンス当たりのドル建て価格)
--取材協力:佐野日出之.
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