(ブルームバーグ):16日の債券相場は上昇が予想される。前週末の米国市場で消費者物価指数(CPI)の伸びが予想を下回ったことを受けて長期金利が低下した流れを引き継ぐ。円は対ドルで152円台後半に上昇している。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鶴田啓介シニア債券ストラテジストは、債券は米長期金利の低下や為替の円高が支えになり「買い優勢の展開になる」と予想する。半面、朝方発表される昨年10-12月の実質国内総生産(GDP)は2期ぶりのプラスと堅調な内容が予想され、「若干の重しになる」とみている。
先物夜間取引で中心限月3月物は13日の日中取引終値比22銭高の132円02銭で終えた。鶴田氏の先物の予想レンジは131円80銭-132円10銭、新発10年債利回りは2.18-2.21%(13日は2.21%で終了)。13日の米10年国債利回りは前日比5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低い4.05%程度で引けた。
為替
東京外国為替市場の円相場は対ドルで152円台後半と、前週末夕から上昇して推移。CPIを受けて米利下げ期待が強まり、ドルの重しになっている。
SBI FXトレードの上田真理人取締役は、「米CPIが弱く、ドルは買いづらい」と語る。この日はプレジデンツデーの祝日で米株式・債券市場が休場となるため、ドル・円相場は材料不足で狭い範囲の値動きながら、上値の重い展開が続くと予想する。
野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジストは16日付のリポートで、13日に行われた日本銀行の田村直樹審議委員の講演は「タカ派的な発言が目立った」と指摘。為替相場次第の面はあるが、「次回3月会合で利上げ票を投じる可能性も否定できない印象だ」と記した。
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