サンリオ株は13日、ストップ高に当たる前日比15%(700円)高で取引を終えた。同社は12日、今期(2026年3月期)営業利益見通しを751億円に引き上げた。従来は702億円だった。アナリストからはポジティブサプライズとの声が上がっている。

複数のキャラクターを打ち出す戦略などが奏功し、計画を上回った。主力キャラクターの「ハローキティ」に加えて、近年では「クロミ」や「マイメロディ」なども人気を集めている。地域別では下期の売上高・調整後営業利益について日本、欧州、アジアが上振れするとしている。

25年には、クロミとマイメロディが主人公のアニメが米Netflix(ネットフリックス)で世界配信された。マイメロディは1975年に、クロミは2005年にデビューしたキャラクターで、サンリオキャラクター大賞で10位以内に入るなど人気がある。同社はIPの露出拡大を進めており、28年にはハローキティ初のハリウッド映画の公開が予定されている。

昨年11月以降の中国訪日客減などでインバウンド向け販売は減少しているが、日本人顧客の増加などで補った。12月には原宿に旗艦店をオープンし、体験価値向上やオリジナル商品展開に力を入れている。

SMBC日興証券アナリストの吉岡安毅氏らはリポートで、営業利益の25年10-12月(第3四半期)実績と修正後の通期計画ともに、「実際の市場想定とは逆方向の印象」でポジティブサプライズだと指摘。オペレーション能力やIPブランド力の上昇が顕在化した可能性があり、今後継続性がみられれば国内ライセンス事業や海外各事業への好影響波及が期待される可能性もあると記した。

(見出しを取引成立に訂正します)

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.