オランダのビール大手ハイネケンは11日、欧州を中心に、世界で従業員の7%にあたる5000-6000人を削減すると発表した。価格上昇と消費者のアルコール離れにより、ハイネケンも競合他社同様、ビール需要の減少に直面している。

ハイネケンによると、2025年のビール販売量は前年から2.4%減少した。アナリストはより大きな減少を予想していた。

人員削減は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)後、米国や欧州など主要市場でビール消費が減少した影響によるものだ。この減速により、ハイネケンは先月、ドルフ・ファンデンブリンク最高経営責任者(CEO)の5月での退任を発表し、投資家を驚かせた。

ハイネケンの株価は11日のアムステルダム市場で一時5.5%高と、昨年2月以来の日中上昇幅となった。同社は10日の終値時点で、年初から7%上昇している。

ファンデンブリンク氏は11日、ブルームバーグテレビジョンで、「短期的には慎重な姿勢を維持するが、中長期的にはカテゴリーが成長軌道に戻ることに確信を持っている」と語り、アルコール飲料分野の回復に期待を寄せた。

ハイネケンはコスト削減の取り組みとして、人員削減は2年間かけて行うという。また、今年の営業利益成長率は2-6%と予測しており、2025年の4.4%と比べると、見通し範囲の下限に近い数値となった。

競合するカールスバーグも先週、欧米市場での需要減退を背景に、通期営業利益の見通しを下方修正した。

原題:Heineken Cuts 7% of Staff as Beer Slump Weighs on Dutch Brewer(抜粋)

--取材協力:Guy Johnson.

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