アフガニスタンで実権を握るイスラム主義組織「タリバン」が女性が大学に通うことを認めないよう命じたことを受け、外務省の小野報道官は「平等に教育を受けることは基本的な権利だ」と述べ、強く非難しました。
小野日子外務報道官
「タリバンは本年3月に女子中等教育の停止を決定しており、我が国および国際社会の累次の働きかけにも関わらず、タリバンが女性・女児の権利の制限を一層強めていることについて、深く懸念をするとともに強く非難をいたします」
アフガニスタンで実権を握るイスラム主義組織タリバンが20日、女性が大学に通うことを認めないよう命じたことについて、外務省の小野外務報道官は、きょうの会見でこのように述べて非難し、「全てのアフガニスタン人にとって、男女の区別なく平等に教育を受けることは基本的な権利だ」と強調しました。
そのうえで、「国際社会と連携しながら、女子教育の完全かつ迅速な再開をタリバンに要請をするとともに、アフガニスタンの平和と安定のための努力を継続をしていく」との考えを示しました。
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