(ブルームバーグ):欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会は6日、新たな対ロシア制裁案を提案した。ロシアの海運サービスを全面禁止し、一部金属・化学品・重要鉱物の輸入も禁止する。
制裁の発効にはEUの全加盟国の承認が必要となる。欧州委員会のフォンデアライエン委員長は声明で、2月24日の戦争開始から4年となるのを前に、加盟国政府に制裁を承認するよう促した。
フォンデアライエン氏は「先進7カ国(G7)の決定後、志を同じくするパートナーと調整し、この全面禁止を発動することを提案する」と述べた。また、制裁下にあるロシアの石油を輸送する「シャドーフリート(影の船団)」43隻を制裁リストに追加し、計640隻とするという。

EUはロシアへの輸出規制も強化し、3億6000万ユーロ(約667億円)の新たな物品・サービス禁止措置を提案した。金属、化学品、重要鉱物に対する禁止措置は、5億7000万ユーロ以上に相当するという。
その他、提案では、さらにロシアの地方銀行20行に対する制裁と、制裁回避に利用される暗号通貨に対する追加制限も盛り込まれた。
今回の提案は、2022年にロシアがウクライナ侵攻を開始して以来、EUがロシアに対して発動した20回目の制裁パッケージとなる。
ブルームバーグは以前、新たな措置が承認されれば、欧州企業はロシア産原油の輸送に必要な保険や輸送サービスなどの提供を、原油価格に関わらず禁止される可能性があると報じた。
原題:EU Proposes Russian Maritime Services Ban to Hit Oil Trade (1)(抜粋)
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