(ブルームバーグ):アマゾン・ドット・コムは4日、米国で人工知能(AI)を搭載した、改良版音声アシスタント「アレクサプラス」の提供を本格的に開始した。有料の「プライム」会員は、追加料金なしで利用できる。
アマゾンは昨年2月、大規模言語モデルを基盤に構築されたアレクサプラスを発表した。質問への応答を即座に生成できる点が特徴だ。従来のアレクサは、スマートスピーカー「エコー」を介して操作されることが多く、よくある質問への応答は事前に用意された回答に依存していた。かつては画期的だったが、OpenAIのChatGPTの登場で、時代遅れとなった。
アレクサとエコー開発チームを統括するアマゾンのダニエル・ラウシュ副社長によると、これまでの11カ月間、「早期アクセス」として、米国で年間139ドルのプライム会員を段階的に招待し、アレクサプラスの利用を解禁していた。1月までに数千万人がこのサービスを利用するようになったという。非プライム会員も月額19.99ドルで利用できる。
ラウシュ氏は、ウェブ版とスマートフォンアプリ向けに、アレクサプラスの無料版も提供すると語った。無料版には利用制限が設けられる。これによりアレクサプラスは、OpenAIやアンソロピック、グーグル、マイクロソフトといった、チャットボット開発企業の激しい競争に参入することになる。
アレクサプラスは、欧州とカナダでもテスト中だ。ラウシュ氏は世界での展開時期については、「今年はさらに大幅に拡大するだろう」と述べるにとどめた。
原題:Amazon Launches AI-Enhanced Alexa for Prime Subscribers in US(抜粋)
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