中国の送電網への投資額は昨年、過去最高を記録し、2030年にかけて着実に増加する見通しだ。政府が送電のボトルネック解消を目指していることを示している。

中国電力企業連合会(CEC)のデータによると、25年の送電網投資額は前年比5%増の6395億元(約14兆3200億円)に達した。対照的に、新世代の発電設備への投資は、太陽光発電の伸び鈍化による制約を受けている。25年1-11月の公式データが示した。

主要な国有送電事業者である中国国家電網と中国南方電網は近年、支出を着実に増やしている。両社の予算は今年、合わせて1兆元近くに達する見込みで、30年までにさらに拡大するとみられる。

これらの支出は、「西電東送」計画の下、30年までに420ギガワット超の容量を接続する超高圧(UHV)送電網の拡充を支える。約900ギガワットの小規模で分散された発電設備を統合するためのスマートミニグリッドや配電網にも資金が充てられる。

現在、中国では45本のUHV線が稼働している。中国銀河証券によると、人工知能(AI)による電力需要増加に対応するため、政策当局が年内にさらに7-9件の新規プロジェクトを承認する可能性がある。

これまでの拡張は、大型変圧器の世界的な供給不足を背景に、国内の電力機器メーカーに恩恵をもたらしてきた。AIデータセンター建設に伴う需要増を受け、同セクターの株式に投資家の関心が集まっている。

原題:China Grid Spending Hits Record as Beijing Tackles Bottlenecks(抜粋)

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